忙しい日々の小休憩や冷え込む朝には、ミルクティーがぴったりですよね。
紅茶の香り高さとミルクの柔らかな甘さが魅力的ですが飲み過ぎには注意が必要です。
果たしてミルクティーは体にどんな影響を与えるのでしょうか?
今回は、摂取量が多いときの健康リスクについて詳しく見ていきます。
ミルクティーの健康への影響とは?
ミルクティーは、紅茶に乳製品を加えた飲み物です。健康的に見えますが、摂取方法によっては思わぬデメリットがあります。
カロリーや糖分の量は?
一般的なミルクティー200mlの栄養成分を見てみましょう。
- リプトンのミルクティー:カロリー84kcal、糖分15.2g
- 午後の紅茶風ミルクティー:カロリー76kcal、糖分15.6g
- 紅茶花伝のロイヤルミルクティー:カロリー76kcal、糖分13.6g
これらには10g以上の糖分が含まれています。
紅茶自体には糖分が少ないため、これは添加された砂糖や甘味料によるものです。
リプトンのミルクティーの成分は以下の通りです。
- 果糖ぶどう糖液糖
- 乳成分
- 砂糖
- 紅茶
- ココナッツオイル
- 香料
- 乳化剤
- pH調整剤
原材料は量の多い順に記載されています。
砂糖と果糖ぶどう糖液糖が含まれているため、糖分が多くなっています。
ミルクティーを毎日飲むデメリットとは?
毎日の摂取は問題なし?
ミルクティーに含まれる牛乳は、カルシウムが豊富で骨の健康を支えるなど、さまざまな健康上のメリットがあります。
そのため、毎日ミルクティーを飲むこと自体には基本的に問題はなく、カルシウム摂取を意識している人にとって良い選択肢と言えます。
一日の適量はどれくらい?
ミルクティーにはカルシウムが含まれていますが、糖分が多いものは摂取量に注意が必要です。
また、牛乳自体にもカロリーや糖分が含まれているため、糖分の少ないミルクティーでも過信は禁物です。
夜間や就寝前の摂取は適切か?
ミルクティーのベストな摂取タイミングは、朝から昼にかけてとされています。
これは、日中の活動で摂取したカロリーを効率よく消費できるためです。
夜や就寝前にミルクティーを飲むと、消費する機会が減り、カロリーが体内に蓄積されやすくなる可能性があります。結果として体重増加のリスクが高まるかもしれません。
ミルクティーを飲むと本当に太るのか?
ミルクティーが体重増加の原因となる主な理由は含まれる砂糖の量です。
甘いミルクティーは美味しいですが、過剰摂取は高カロリーで、糖尿病などのリスクも高まります。
特に以下のような傾向がある人は注意が必要です。
- 甘いミルクティーを好む
- 店で販売されているミルクティーをよく飲む
これらに共通するのは、高糖分のミルクティーを摂取している点です。
体重増加を防ぐ対策は?
ミルクティーによる体重増加を防ぐには、砂糖の摂取量を減らすことが鍵です。
普通の紅茶にミルクだけを加えても、十分楽しめます。
また、自宅でティーバッグとミルクを使って手作りミルクティーを作るのも良いでしょう。
外出時には無糖のものを選ぶようにしましょう。
ミルクティーの過剰摂取による影響は?
胃腸の不調に注意
ミルクティーに含まれるカフェインはコーヒーよりも少ないものの、体内に多量に取り込まれると中枢神経に影響を与え、下痢や吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。
消化器系への影響
カフェインの過剰摂取は、吐き気や下痢だけでなく、消化器系の不調を引き起こすこともあります。
体調が優れない時や胃腸が敏感な時には、ミルクティーの摂取量に注意が必要です。
対処法は?
ミルクティーのカフェインが体調に影響を及ぼした場合、以下の対処が考えられます。
- ミルクティーの摂取量を控える
- カフェインフリーの紅茶をベースにしたミルクティーを試す
これらはカフェインの摂取量を減らす簡単な方法です。
また、カフェインを体外に排出するためには、十分な水分摂取や軽い運動を行い、代謝を活発にすることがおすすめです。
統括
ここでのポイントは以下の通りです。
- ミルクティーには砂糖が多く含まれており、過剰摂取は健康に影響を与える可能性があります
- 適度にミルクティーを楽しめば、カルシウム補給源としても有効です
- 大量のミルクティー摂取は糖尿病リスクやカフェイン摂取に関連する問題を引き起こす可能性があります
- 日中に無糖のミルクティーを選ぶのが最適です
市販のミルクティーは甘くて美味しいですが、そのカロリーを考慮することが大切です。
時には甘さ控えめのミルクティーを試し、その独特の味わいを楽しむのも良いでしょう。
みなさんの健康的な飲用の参考になれば幸いです。