さまざまなチーズの中で人気の高いゴーダチーズ。その風味やにおいはどのようなものなのでしょうか。また、どんなワインと相性が良いのか、どのように楽しむのがベストなのでしょうか。ゴーダチーズに関する様々な疑問に、この記事でお答えします。
ゴーダチーズの味や臭いはどうなの？
一般的なスーパーマーケットでもよく見かけるゴーダチーズですが、その特性にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、ゴーダチーズの味わいや臭い、そしてその特徴について詳しくご紹介します。
ゴーダチーズの味わい
ゴーダチーズの味わいは、その水分量の少なさからくる濃厚で滑らかな口当たりが魅力です。市場には様々な熟成度のゴーダチーズがあり、それぞれが独特の風味を持っています。チーズ初心者には短期熟成のものがおすすめで、これらはまろやかで優しい味わいが特徴です。
一方長期熟成のゴーダチーズは、その濃厚な味わいと香りがチーズ愛好家にはぴったりです。熟成が進むほどにチーズの質感は密になり、味わいが深まります。
ゴーダチーズは臭い？
ゴーダチーズのにおいについては、他のチーズと比較して比較的控えめです。このため、強いにおいが苦手な方でも気軽に楽しむことができるでしょう。ゴーダチーズの優しいにおいは、そのまろやかな味わいと相まって幅広い年齢層や好みの人々に愛されています。
ゴーダチーズの起源
世界中で愛されるゴーダチーズですが、実はこのチーズの原産地はオランダです。日本には江戸時代の長崎を経由してオランダから伝わったと言われています。オランダ語では「ハウダ」と発音されるこのチーズは、ロッテルダム近郊の小さな町ゴーダが名前の由来です。
セミハードタイプのチーズで、適度な水分量が特徴的です。一般的にはワックスでコーティングされており、長期保存に適していますが食べる際にはこのワックスを取り除く必要があります。なお「リンドレスゴーダ」というプラスチックフィルムで包まれたタイプもあり、こちらはフィルムを剥がすだけで食べられます。
ゴーダチーズの美味しい食べ方
幅広い年齢層に支持されるゴーダチーズは、その柔軟性で多様な楽しみ方があります。ここではおすすめの楽しみ方をいくつかご紹介します。
そのままでも楽しいゴーダチーズ
ゴーダチーズは加工しなくてもそのままで絶品です。
高級バーやレストランでは、様々なチーズの盛り合わせとして提供されることもあります。ワックスを剥がし適切にカットするだけで手軽ながらおしゃれなスナックに。お酒との相性が良いので、お酒好きにはたまらない味わいです。クラッカーやナッツ、はちみつ、ジャム、果物などと組み合わせると、さらに味わいが広がります。
サラダにもぴったり
中立的な味わいのゴーダチーズはサラダに加えても絶品です。
様々なスパイスやドレッシングと相性が良くサラダに深みを加えます。リンゴとプロシュットを合わせたサラダや、ヨーグルトベースのドレッシングをかけたかぼちゃサラダに加えると、ゴーダチーズの優しい風味が際立ちます。
温めてディップソースに
ゴーダチーズを温めることで異なる楽しみ方ができ、溶かして野菜ディップにすると絶品の味わいに。
蒸したり焼いたりした野菜にディップして食べれば、簡単でありながら洗練されたスナックになります。にんじんやレンコンなどの野菜との相性も良く、さまざまな野菜を試してみるのも楽しいですよ。
ゴーダチーズに合うワインの選び方
ゴーダチーズとのペアリングに適したワインの種類をご紹介します。
- まろやかなゴーダチーズには、軽やかな白ワインがおすすめです
- 若々しい熟成度のゴーダチーズは、白ワインやロゼワインと相性が良いでしょう
- 長期熟成されたゴーダチーズには、豊かな風味を持つ赤ワインが合います
- 木樽で熟成されたフルボディの白ワインも、熟成したゴーダチーズの風味を引き立てます
総括
今回ご紹介したゴーダチーズに関する様々な情報は、その魅力を存分に活かすヒントになるでしょう。
- ゴーダチーズは穏やかな風味で初心者にも扱いやすく、熟成度によって多様な食べ方が楽しめます
- 単品で楽しむのはもちろん、様々な料理に加えても風味豊かになります
- 白ワインとの相性は特に抜群で、熟成が進んだチーズは赤ワインともよく合います。
ゴーダチーズを使って、あなた好みの食べ方を見つけてみてください。