お刺身を余らせた際、どうすれば良いか迷うことはありませんか?ラップで包んで冷蔵庫に保管しても翌日には変色してしまい、結局捨ててしまうこともあるでしょうが購入したその日に適切な処理を施せば、翌日も刺身を楽しむことができます。
この記事では、ぶりの刺身を美味しく保つ方法、翌日食べる際の注意点、刺身が腐った時の見分け方などについて詳しくご紹介します。
ぶりの刺身の残りを翌日に食べても大丈夫?
室温で放置する時間を最小限に
ぶりの刺身を室温に長時間置かないことが重要です。
ぶりにはヒスチジンが豊富に含まれ、これが細菌によってアレルギーを引き起こすヒスタミンに変わる可能性があります。味に変化がなくても、誤って食べると吐き気などの症状を引き起こすことがあります。ヒスタミンの生成を防ぐためには、魚を常に低温で保管し室温に置く時間を短くすることが肝心です。
お刺身の美味しさを保つ漬け込み術
残った刺身を翌日も美味しく食べるためには、購入したその日に下味をつけて漬け込むことが効果的で、マリネには「油」を加えることがポイントです。刺身丼を作る際には、油を使わず醤油とわさびだけでシンプルな味付けをすることもできますが、翌日まで保存するなら油を使ったマリネが鮮度を保ち味も向上させます。
理想は当日消費だが2~3日でもOK
刺身はその日のうちに食べるのが理想ですが、マリネすると2~3日は美味しく楽しめます。空気に触れると刺身は急速に劣化しますので、翌日そのまま食べるのは推奨されませんが、マリネ液に漬けておけば、数日間は美味しさを保つことができます。マリネには、伝統的な醤油ベースから、エスニック風の様々な味付けが楽しめます。
ぶりの刺身の鮮度の見分け方
ぶりは旬を過ぎても適切に調理すれば美味しくいただけます。しょうが焼きやビビンバ風の丼、パスタなど様々なアレンジが可能です。シュニッツェルや竜田揚げとしても楽しめますが、魚に異臭や不自然な外観がある場合は、慎重に判断し処分することが最良です。
新鮮なぶりの見分け方
ぶりは一年中販売されていますが冬が旬です。
新鮮なぶりの見分け方には、血統の鮮やかな赤色、白い肉に透明感があること、切断面のシャープさなどがあります。茶色い血統やぼやけた切断面は鮮度が落ちているサインです。
悪くなったぶりの識別方法
ぶりが傷んでいるかどうかは、外観の変色や生ゴミのような悪臭で判断できます。冷凍された刺身でも腐ることがあり、乾燥してパサパサしているように見えるものは食べない方が良いでしょう。
ぶりの刺身を美味しく長持ちさせる方法
刺身用のぶりは冷凍保存が可能です。ここではぶりの賞味期限や正しい保存方法をご説明します。
ぶり刺身の適切な消費期限とは
ぶり刺身の消費期限は購入日とされていますがこれはあくまで目安です。「購入から1日で必ず腐る」というわけではありません。実際の鮮度は購入時の状態や保存方法により異なります。
最終的には、魚がまだ食べられる状態かどうかは、自分の判断が必要です。
ぶりの刺身|冷蔵での保存法
ぶりの刺身を持ち帰ったら直ちに冷蔵庫へ入れ、食べる分だけ取り分け残ったものは速やかに冷蔵庫に戻しましょう。効果的に冷やすには、浅めの容器に入れると良いです。
ぶりの刺身|冷凍する際のポイント
刺身用のぶりを冷凍する場合ブロック状態での冷凍が最適ですが、一度解凍した刺身は安全性を考慮し再冷凍は避けた方が良いでしょう。
大きい場合は半分に切り、ラップでしっかり包んでからフリーザーバッグに入れて保存します。
冷凍する前にフリーザーバッグをアルミホイルで包むと、冷凍効率が上がり魚の水分も保持できます。
解凍は、食べる当日の朝に始め冷蔵庫でゆっくりと行います。
ペーパータオルで包み、ラップをして再度フリーザーバッグに入れると乾燥を防げます。
解凍後は、生で食べるのが抵抗ある場合はぶりしゃぶしゃぶやたたき料理などの加熱調理もおすすめです。
総括
この記事の要点は以下の通りです。
- ぶりのお刺身は購入当日に食べるのが最適ですが、長期保存する場合はブロック状で冷凍します
- 空気に触れると腐敗が進むため、適切に保存せず翌日食べるのは避けましょう
- 腐敗のサインには変色や臭いがあります
- 特別な日や特売で大量に購入した場合は、食べきれる量を小分けにし、残りはすぐに冷凍することが大切です
これらの方法で刺身の鮮度を保つことができます。